セルフホワイトニングとは?
ホワイトニングの常識が変わった。
ホワイトニングの歴史はおよそ100年以上前の1844年から始まったと言われています。初めは歯の着色を落とす程度だったホワイトニングは日々進化して今のような過酸化水素を使った方法が使われるようになったと言われています。
1995年にアパガード社が発表した「芸能人は歯が命」というキャッチコピーが一世風靡してホワイトニングが急速に広まりました。
そしてここ5年近くで新しく生み出されたホワイトニングこそ「セルフホワイトニング」なのです。
このセルフホワイトニングが業界に3つの革命が起こしたのです。
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ホワイトニングのセルフ化による提供場所の拡大
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ホワイトニングの低価格化
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一切の痛みを伴わないホワイトニングの実現
1.ホワイトニングのセルフ化による提供場所の拡大
ホワイトニング=歯科医院さんというのがそれまでの常識でした。
それはホワイトニングに使用する薬剤である過酸化水素が歯科医師でしか扱えないことや口の中に手を入れる行為は医療行為の為、有資格者しかできないものだったからです。
なぜ、有資格者しか扱えなかったのか?少し説明しておきましょう。
ホワイトニングで使われる過酸化水素は歯に対しては安全であるものの歯茎など皮膚が弱い部分に付着すると強烈な痛みを伴うという性質を併せ持っていたのです。
その為、歯茎に付着しないようにしっかりと保護をしないと痛みが出てしまうので歯科衛生士、歯科医師によって歯茎を保護する必要があったのです。保護する際にはお口の中に手を入れるので有資格者でなければ出来ないとされてきたのです。
しかし、セルフホワイトニングでは『過酸化水素を使わないホワイトニング』を実現したのです!
1-1光触媒技術によるホワイトニングへの応用
過酸化水素を使わないでホワイトニングする方法として出てきたのが「光触媒反応を用いたホワイトニング」なのです。
光触媒とは?
光触媒(ひかりしょくばい、英: photocatalyst)は、光を照射することにより触媒作用を示す物質の総称である。また、光触媒作用は光化学反応の一種と定義される。
酸化チタンの応用例として、酸化作用を利用した有害物質の分解などもある。酸化チタンを用いる手法では、有害物質の処理が光照射だけで済むという特長を生かした応用が行われている。たとえば病院の手術室の壁・床を酸化チタンでコーティングすることで、ブラックライト(紫外光ランプ)を照らすだけの容易な殺菌処理が可能となる。この応用は既に製品化されており、一部の病院で利用されている[注 1]。
この「酸化チタン」はヨーグルトなどの食品にも含まれています。
簡単にいってしまえば酸化チタンを使えば口の中でも「安全に汚れを分解してホワイトニンング効果が得られるじゃないか!」ということがわかったのです。
これにより今まで資格がなければ扱えなかったホワイトニングは「医療行為さえしなければ誰でも扱える」ものになり、美容室などサロンでもホワイトニングが可能になりました。
これがセルフホワイトニングが起こした1つ目の革命なのです。
2.ホワイトニングの低価格化
2つ目の革命はホワイトニングの価格破壊です。
今までホワイトニングに対するイメージのトップは「ホワイトニング=高い」というイメージでした。
現在も歯科医院さんでのホワイトニング相場はばらつきはあるものの2〜3万が平均相場となっていますので一般的には「高い」というイメージは根強く残っています。
しかし、セルフホワイトニングが生まれたことにより資格がなくても安全にホワイトニングができるようになったことと扱う成分(酸化チタン)を使って安価にホワイトニングジェルが生産できる技術が向上したことで『圧倒的低価格』でホワイトニングが実現したのです!!
具体的に金額で見てみるとセルフホワイトニングは従来の10分の1近い3000円〜5000円が全国的な相場となっています。
これだけ安くなったということでホワイトニングを始め易くなりましたが勿論、歯科医院さんでのホワイトニングと効果の差がある事は明らかです。
では具体的にどんな違いがあるのか見ていきましょう!
2-1セルフホワイトニングと歯科ホワイトニングの違い
違いを知る上でまずはホワイトニングのメカニズムについて触れておきましょう。
歯科医院さんで行われる「過酸化水素ホワイトニング」のメカニズムは以下のようになっています。
1歯の中エナメル質には色素沈着があります
2そこに過酸化水素ジェルを使用すると着色物質を無色にします
3その結果着色は消えて白くなるという流れです
一方セルフホワイトニングは以下のようになっています。
一言で言えば「元の歯の色に戻すのがセルフホワイトニング」であり「元の歯の以上に歯を白くするのが過酸化水素ホワイトニング」という事なのです!
つまりセルフホワイトニングで得られる白さには限界があるのです。
セルフホワイトニングで十分効果が得られる方にとっては「圧倒的低価格」でホワイトニングができるようになりすごくいい時代になりました。
3.一切痛みを伴わないホワイトニングの実現
そして3つ目の革命が「痛みがなくホワイトニングができる」という点です。
ホワイトニングのマイナスイメージとして「高い」に次いであげられるのが「痛い」という事でした。なぜ、痛みが出るのかというと※ホワイトニングのメカニズムで見ていただくとわかるように過酸化水素ジェルが歯の中に浸透していきます。
ジェルが神経に到達すると痛みが出るのですがその理由は「象牙細管」にあります。
象牙細管とは字の通り小さな穴が無数に空いているのでそこを過酸化水素が通過してしまう事で痛みにつながっていたのです。
しかしセルフホワイトニングは「歯の表面の汚れを落とす」事を目的に開発されたためそもそも象牙細管をつかすることが無いのです!
つまり痛みを発生される原因が無いので“誰でも痛みなくホワイトニングができる世界”が実現したのです!
以上の3つのホワイトニング革命によりホワイトニングはより日常的にそして手軽にできるようなったのです。
4.まとめ
最後にセルフホワイトニングで得られるメリットそして押さえておきたデメリットについてまとめておきます。
<セルフホワイトニングのメリット>
- 痛みなくホワイトニングができる
- 約10分の1の低価格でホワイトニングができる
- スキマ時間を利用して短時間でできる
- 一緒に経過を見てくれるから続けやすい
- 人口歯や虫歯があってもできる
- 虫歯予防が期待できる
- 歯周病予防が期待できる
<セルフホワイトニングのデメリット>
- 効果の出方に個人差がある
- 1回で満足のいく白さまで行きづらい
- 専門的なアドバイスが受けられない
- 利用できる店舗が少ない
以上がセルフホワイトニングの要点まとめになります。
歯科医院でのホワイトニングとセルフホワイトニングにはそれぞれのメリットデメリットがあるので一概にどちらがいいと言い切る事はできません。
しかし、低価格である程度の効果飲み込めるセルフホワイトニングから始めるのはすごくいいと思いますので是非、一度試して見てはいかがですか?